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活動目標

大月川源流域の里山再生活動

川原井地区の樹林や農地環境を保全・育成・改良しながら、里山・里地にふさわしい森林・農地として持続的に利用することを目的とした私たちの里山再生活動は、真光寺の岡本住職が中心となって平成8年からスタートしました。

平成16年からは里山再生活動の内容も、竹林の整備から林縁への植栽、そして放棄田の開墾から棚田の復活と、整備の範囲を少しずつですが広げ、多くの方のご支援をいただきながらゆっくりと歩むことで、活動の足場を着実に固めてきました。

私たちが続けてきたこの活動に、より多くの方のご参加をいただきたい。そして、東京からも近いこの川原井の里山を『自分の第2のふるさとだと思ってほしい』、『都会の生活に疲れたときに、ゆっくりと過ごせる場所になれば』。そういった願いから、里山再生活動の拠点とすべく「(仮称)川原井里山を守る会」設立準備室(現 上総自然学校)を、平成18年3月に設立いたしました。

再生した里山の森林・自然は、自然とのふれあいや自然学習の場として、様々な活動プログラムに活用し、また再生活動を通じて参加者と地元の方々との交流を図り、地域社会の活性化にも貢献していきたいと考えています。

活動の目標

豊かさの
再生
与えられる豊かさだけでなく、自らが創出し利用していく豊かさを追求します。
完成品ばかりを追い求めるのではなく、過程を大切にし、地産地消と手作りの考え方を基本とします。
多様性の
保全
里山の自然を伐採や管理などによって循環利用し、放置され失われつつある里山の自然の多様性を保全していきます。
ただ義務としての活動ではなく、再生活動を通じて多様性を実感し、その感性を磨き上げるといった「環境教育」の意味も理解し、活動を行います。
人のつながりの
再構築
技・知恵を次世代へ伝承していく場を提供していきます。
共に再生活動をする中で、地元住民や専門家、WSの参加者など、所属も世代も違った人たちが交流し、人のつながり「縁」の大切さを実感できるような活動を行います。