千葉の樹木葬(樹林墓地)
全国的に自然葬や樹木葬が増えていますが、その中でも千葉県は当山、真光寺(袖ケ浦市)の他に、天徳寺(いすみ市)、高照寺(南房総市)、大通寺(市原市)など、複数の樹木葬(樹林墓地)が見られるようになっています。
千葉に樹木葬が多い理由
千葉市など大都市を抱える千葉県ですが、少し車で走ると房総半島の豊かな自然に触れることができます。袖ケ浦市にある真光寺は、千葉駅から車で40分、東京駅からも60分ほどでアクセスできる場所にあります。そういった都市からのアクセスの良さと、豊かな自然を背景として、樹木葬が広がったともいえます。千葉の樹木葬は比較的広い面積を管理している場合が多く、里山保全、再生の理念を持った場所が多いのが特徴です。その立地の特性と自然の多様性を保とうとする事業性、また利用する方の心理的な意味からも「自然と都市をつなぐ役割を担っている」といえるでしょう。
千葉から真光寺の樹木葬へのアクセス
真光寺は、千葉駅から車で40分ほどの場所にありますので、千葉県内の多くの方が真光寺の樹木葬を求めていらっしゃいます。真光寺は袖ケ浦市と市原市の市境近くに所在しますが、高速出口(姉崎・袖ケ浦IC)から10分とかかならい好立地のため、千葉市、習志野市、流山市など千葉県北部からの方も多くお見えになられます。
千葉駅・東京駅を集合場所とした、樹木葬の見学会を定期的に開催していますので、ご興味ある方は一度、ご見学ください。
真光寺(千葉・袖ケ浦市)の樹木葬の理念
樹木葬とは、従来の墓石にかわって木を植える埋葬方法です。
私たちはこの樹木葬墓苑を豊かな里山として育て、守り続けることを目標としています。
遺骨は樹木の下、土の中へと埋葬します。
埋葬された遺骨は、歳月とともに土に還り、
その土の上に新たな命、草木が育まれていきます。
そうして、生命と季節が繰り返される中、
長い時間をかけて、墓苑は緑豊かな森へと変わっていきます。
それは、樹木葬を選ぶ皆さまによってつくられる森。
本当の意味で肉体が自然に帰り、森の中で眠ることを具現化する。
これが真光寺樹木葬の理念です。
自然に還る樹木葬
その自然を育んでいくということ
樹木葬は個人の埋葬を通して、自然を保護・保全する公共的な価値のある自然葬の一つです。
真光寺樹木葬墓苑では、それぞれの方がそれぞれの記念樹を植える方式を採用していません。記念樹でヤブとなることを防ぐ目的と、墓苑を豊かな里山の一部に還す目的から、あらかじめ真光寺が多様な種類の樹木を植えています。
お好みの樹木がある方は、植樹されている樹木のそばをお選びください。樹木の一本一本は、緑豊かな森づくりのために真光寺が管理していきます。
埋葬は、全ての遺骨を壷から出し、布に包んで土の中に納めます。真光寺樹木葬を利用することは、物理的に自然に還す自然葬であるとともに、新たな森づくりに貢献することでもあるのです。
樹木葬は継承が不要
真光寺の樹木葬には、ご供養と樹木葬墓苑の管理もお約束に含まれています。
真光寺が主体となり、樹木葬墓苑を森へと育み、同時に魂の安寧も願っていきます。
永代供養はお墓と供養のことを遺族や親戚に依存することなく解決できる方法です。従来の方式では、本人が死亡した後の埋葬、管理、宗教儀式は遺族が墓参をし、費用を支払い、執り行ってきました。
永代供養では、墓地使用に関して必要となる全ての項目について、あらかじめ申込人、またはその代理人が費用を納めますので、死亡後の費用的負担がありません。
極端なケースであれば、申込人が亡くなられた場合、遺骨を真光寺へお運びいただければ、墓参者がなくとも真光寺が埋葬、管理、ご供養を執り行います。
樹木葬は墓石を残さないという選択
樹木葬では樹木や森がお墓となります。
石塔は建立しません。石のないお墓はその費用も控えめです。
樹木葬を運営する真光寺縁の会では、永代供養と墓地の使用に関する費用をすべてまとめた一式の費用をご提案しています。
費用は同一区画を申し込む人数で異なり、お一人様のお申し込みは80万円。お二人目の方は40万円の追加となります。また、はじめに全ての人が申し込む必要はなく、将来ご家族に墓地が必要になった時点での追加申し込みも可能です。
樹木葬は「家」にとらわれない墓地
ご兄弟ご姉妹との埋葬、内縁関係の方との埋葬、
ペットとの埋葬など、多様な利用方法があります。
一区画をご家族で共有する利用を前提としていますが、「家」単位のお墓ではないため、様々なご希望に対応することが可能です。
前例としまして、お独りの方はもちろん、嫁がれたお嬢様と同じお墓を選ばれた方、内縁関係の方やご兄弟ご姉妹と利用される方もいらっしゃいます。また、ペットもご家族として、同じ区画に埋葬することができます。
ご希望に沿って様々な選択肢がございますので、詳しくはQ&Aをご覧になるか、お問い合わせください。
樹木葬を通じて
真光寺の取り組み
山に人が利用する樹木を植え、それを管理する。
樹木が健全に成長することで、山は水を蓄え、湧き出す水が田畑を潤す。
そして、山や水路、田畑それぞれの場所に適応する動植物が、
豊かな生態系を創り出す。かつてはこういった循環が保たれていました。
里山の環境を将来にわたって保つためには、地域を一体的に保全し、
自然と人の営みが共生の方向に向かうようにしなければなりません。
真光寺のある集落には、堆肥づくりや採炭などに利用していた
昔の里山の姿がわずかながら残り、貴重な動植物も多く見られます。
集落の奥にあった棚田は、たくさんのボランティアの方々にご参加をいただき、
平成八年から復元を始めました。また、森や川、そして田畑と、
少しずつ本来の里山の自然を取り戻す活動を進めています。
真光寺樹木葬墓苑「森の苑」は、真光寺里山再生活動の核となるものです。
共生の営みとして、私たちの墓苑に毎年樹木を植え、長い時間をかけて森を作ります。
こうして作られた森(墓苑)を将来は里山の一部に還すことを目指しています。