雪と花
2015年04月09日
午前中はこの通りうっすら積もるまでに。
この冬空の下で花まつり法要をされたお寺も多かったのではないでしょうか?
本日(4/9)は変わってとてもさわやかな晴天です。
4/4の植樹祭にご参加の方には、住職から咲かない桜が墓苑に
あるというお話を覚えていらっしゃると思います。
「もしかしたら「うわみずざくら」で、いわゆる桜の花とは異なる
かもしれない。その場合には本来の山桜に植え替えていきたい」との
お話でした。
そうした植木でしたが、昨日の雪の中で開花が確認されました。
(↑写真)
住職が冷たい雨の樹木葬墓苑から、嬉しそうに桜の花を摘んでこられて
「咲いた!」という声に職員一同喜びました。
樹木葬墓苑にはいろんな経緯でいろんな植木が育っています。
はじめからあったもの、買ったもの、いただいた物、生えてきた物
そのそれぞれにいろんな思いが込められています。
花が咲かないからといってそれが不要な木であるとは言えません。
ですから、木を切るという森の管理として必要不可欠な行為ですら
繊細に重ねていく必要があります。
そのようなことなので、諦めていた花が咲いたのはその木を
切らずに済む、いろんな思いにこれまでどおり答えることができる
という気持ちにさせてくれました。
真光寺の樹木葬墓苑はこれから芽吹きの季節を迎えます。
様々な植木が一同に萌木色になり、緑色の多さに毎年感動を覚えます。
一個人としてはこれから初夏までが真光寺樹木葬墓苑の一番の
見ごろと感じています。是非ご来山ください。