剪定講習会
今日は職員総出で剪定と移植の講習会です。
矢澤ナーセリーの矢澤さんをお招きして基本から教えていただきました。
樹木葬の管理はなかなか大変です。樹木葬をはじめた頃は「森になります・・・」で終わっていた話がいよいよ森になってくると保安、その木々の物理的な状況、樹木らしい姿に配慮しながら剪定を行うことも必要になってきています。
育ち過ぎた木を移動しなければいけないときもあり、素人集団では限界がありました。樹木は移動させると枯死に見舞われることもあります。大事にしてきた木々なので、なるべくそんなことにはならないようにしたいわけです。
プロに頼めばいいという考えもあるとは思いますが、禅宗の基本は「全部自分でやる」なので、僧侶であれば身の回りのこと、植木のこともできた方がいいのです。そんなわけで「移植作務」講習会のはじまり。(真光寺にはコンクリ作務という言葉もあります。住職のFACEBOOKもご覧ください。トップページから。)
水鉢をつくってるんです
移植直後は一般的に水極めという方法で根と土の関係を強固にします。
根は乾燥に極度に弱く、埋め戻した土にすごくたくさん含まれている空気の層が根の発育を妨害するので、しつように水で空気を抜き、さらに細根にまで土粒が行きわたるようにします。
その後、雨が木の根元に集中するように幹の周りを盛り土して水たまりを意図的に作るのが「水鉢」です。
これが水極めですね。
じゃじゃじゃーー。ってお庭の水やりを1とすると1000は水をあげます。この量感がわからず素人は木を枯らしてしまうんですね。土に水をまくというより、池に土を落とすイメージで埋め戻しをしていきます。
泥水が珈琲みたいにじゃばじゃばになれば大丈夫
ワイルドだろう。
・・・住職です。
剪定の品評会です。先生からはみんな上手になったとほめていただきました。巷の植木屋さんにも負けないコツを伝授していただいています。職員のみんなも自分の技量がめきめき上がるのが楽しいみたい。
真光寺の樹木葬に来られたら、その剪定にも気をとめていただくととても嬉しいです。