鏡割り

もちつきに比べて、鏡割りは静かなものです。

お寺の鏡餅は大小合わせて20個ほどあります。

大きなものは台が1升、上の段が大体0.6ぐらい。

温暖な昨今は、多くの餅がおびただしいカビに包まれていてます。

鏡割りはカビとの負け戦、どこか寂しい気分もありながら、

幼いころの記憶が蘇る懐かしい儀式です。

今年も、カビの被害が少ないモチを選んで割りました。

表面にはカビと線香の匂いが染み付いているので、こそぎ落として

なんとか供物のお下がりができました。

職員一同でいただき、本年の無事を祈願いたします。

昨年、作ったばかりの鏡餅。

お飾り中の姿。

この餅と餅の間にカビがかびるんるんするのです。

 

 

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